されど…よさこい其の十一・お客様と創る

残念ながら、今年の前夜祭は、中止になってしまいました…本祭も、大雨でも中止にはならなかった「よさこい」…前代未聞です。

今回の雨で、早々に中止決定したのは、踊り子さんやお客様の安全面などから、主催者が、苦渋の判断をされた結果なので、仕方なかったと思います。

しかし、決定は仕方ない、としても、お客様側に立った何か、手立てや案はなかったものかと、、、思います。

今年の開催日中、唯一の日曜日。
前夜祭だけでもと、遠くから来てくださったお客様も多く、本当にがっかりした様子を見ると、何か出来ることはなかったのだろうか!?と…。

例えば…アーケードや体育館等でのミニ開催などの案は、誰からも出なかったのでしょうか…!?

天気も回復する中、踊り子さん、チーム側は、やる気満々でした(笑)し、中止と知らず…美容院帰りの踊り子さんに何人も会いました。

踊る場所さえあれば、たくさんのチーム、踊り子さんが、きっとかけつけてくれたことでしょう。

高知が観光に力を入れていくのなら、なおさら…行き場のなくなったお客様や、祭を支える踊り子さんのことを考えて…今後は、検討の余地があります。

「よさこい」は、踊る人だけでなく、お客様との一体感が、大きな魅力です。
踊り子さんの笑顔が、お客様の笑顔になり、また踊り子さんの笑顔へと、、、笑顔の連鎖が、あの一体感を作り出しているのですから。

よさこい祭は、踊り子さんとお客様で創る…楽しいお祭りです。(もちろん、祭を支える裏方さんがいて、です)

お客様を大事にすることは、「よさこい」を守り育てることでもあると、いうことを実感した、56回大会でした。